ロガー

Sumor Cloud ツール。
さらに詳しいドキュメント

これは Node.JS 用の軽量なロガーです。 異なるレベルでログを出力することができ、スコープ、ID、およびタイムゾーンをカスタマイズできます。

CI Test Coverage Audit

インストール

npm i @sumor/logger --save

必要条件

Node.JS のバージョン

Node.JS バージョン 16.x 以上が必要です。

Node.JS の ES モジュールの要求

このパッケージは ES モジュールで記述されているため、package.json ファイル内の次のコードを変更してください:

{
  "type": "module"
}

使用法

一般的な使用法

import Logger from '@sumor/logger'
const logger = new Logger()

logger.trace('Hello World!')
// 以下の出力が表示されます:
// 2020-01-01 00:00:00.000 TRACE MAIN - Hello World!

スコープの変更

一部の場合では、ログをカテゴリ分けする必要があります。これには scope が使用されます。

import Logger from '@sumor/logger'
const logger = new Logger({
  scope: 'DEMO'
})
logger.trace('Hello World!')
// 以下の出力が表示されます:
// 2020-01-01 00:00:00.000 TRACE DEMO - Hello World!

ユーザー識別子の変更

一部の場合では、ユーザー識別が必要です。id がその目的で使用されます。

import Logger from '@sumor/logger'
const logger = new Logger({
  id: 'USER001'
})
logger.trace('Hello World!')
// 以下の出力が表示されます:
// 2020-01-01 00:00:00.000 TRACE MAIN USER001 - Hello World!

レベルの変更

ほとんどの場合、特定のレベルのログのみを表示する必要があります。その後、保存および表示するかどうかを決定できます。

import Logger from '@sumor/logger'
const logger = new Logger()
logger.trace('Hello World!') // trace は最低レベルであり、すべてのログが出力されます
logger.debug('Hello World!')
logger.info('Hello World!')
logger.warn('Hello World!')
logger.error('Hello World!')
logger.fatal('Hello World!') // fatal は最高レベルであり、重大なエラーのみが出力されます

タイムゾーンの変更

import Logger from '@sumor/logger'
const logger1 = new Logger({
  offset: 2 * 60 // UTC+2 オフセットは 2 時間です
})
logger1.info('Hello World!')
// 以下の出力が表示されます:
// 2020-01-01 02:00:00.000 INFO MAIN - Hello World!

const logger2 = new Logger({
  offset: 8 * 60 // UTC+8 オフセットは 8 時間です
})
logger2.info('Hello World!')
// 以下の出力が表示されます:
// 2020-01-01 08:00:00.000 INFO MAIN - Hello World!

事前定義のコード

import Logger from '@sumor/logger'
const code = {
  trace: {
    HTTP_ACCESS: 'ユーザーはHTTP経由でアクセスし、IPアドレスは {ip} です'
  },
  debug: {
    USER_TOKEN_LOADED: 'ユーザーログイン情報が読み込まれ、ユーザーIDは {id} です'
  },
  info: {
    USER_LOGIN: 'ユーザーがログインし、ユーザーIDは {id} です'
  },
  warn: {
    USER_LOGOUT: 'ユーザーがログアウトし、ユーザーIDは {id} です'
  },
  error: {
    USER_LOGIN_FAILED: 'ユーザーログインに失敗し、ユーザーIDは {id} です'
  },
  fatal: {
    USER_LOGIN_BLOCKED: 'ユーザーログインがブロックされ、ユーザーIDは {id} です'
  }
}
const i18n = {
  zh: {
    USER_LOGIN: 'ユーザーログイン、ユーザーIDは{id} です'
  }
}
const logger1 = new Logger({
  code,
  i18n
})

logger1.code('USER_LOGIN', { id: 'USER001' })
// 以下の出力が表示されます:
// 2020-01-01 00:00:00.000 INFO MAIN - ユーザーがログインし、ユーザーIDは USER001 です

const logger2 = new Logger({
  code,
  i18n,
  language: 'zh-US'
})

logger2.code('USER_LOGIN', { id: 'USER001' })
// 以下の出力が表示されます:
// 2020-01-01 00:00:00.000 INFO MAIN - ユーザーがログインし、ユーザーIDは USER001 です

const logger3 = new Logger({
  code,
  i18n,
  language: 'zh-CN'
})

logger3.code('USER_LOGIN', { id: 'USER001' })
// 以下の出力が表示されます:
// 2020-01-01 00:00:00.000 INFO MAIN - ユーザーログイン、ユーザーIDは USER001 です

グローバル言語設定

process.env.LANGUAGE = 'zh-CN'
import Logger from '@sumor/logger'

const code = {
  info: {
    USER_LOGIN: 'ユーザーがログインし、ユーザーIDは {id} です'
  }
}
const i18n = {
  zh: {
    USER_LOGIN: 'ユーザーログイン、ユーザーIDは {id} です'
  }
}
const logger = new Logger({
  code,
  i18n
})

logger.code('USER_LOGIN', { id: 'USER001' })
// 以下の出力が表示されます:
// 2020-01-01 00:00:00.000 INFO MAIN - ユーザーログイン、ユーザーIDは USER001 です